自分達だけのオリジナルスウェット!!制作する際にスウェット生地について知る!!
オリジナルスウェットは、自分達だけのオリジナルアイテムとして着用する事ができます。まずは制作する前に、スウェット生地の基礎知識について把握しておくのがお勧めです。スウェット生地の特徴を知って、制作時に役立てましょう。
オリジナルスウェットについて
世界に一つのスウェット作り
オリジナルTシャツなら聞いた事はあっても、オリジナルスウェットなんて初めて聞いたという人もいるのではないでしょうか。オリジナルスウェットも、Tシャツと同じ要領でオリジナルデザインのスウェットを制作する事ができます。自分達でデザインを考案して、それを無地のスウェットにプリントする事で、世界に一つしかないオンリーワンのスウェットが完成します。
オリジナルスウェット制作の流れ
オリジナルスウェット制作の流れには色々ありますが、一番メジャーでお手軽なのはWebオーダーする方法です。Webオーダーであれば、ネット環境が整っていれば場所や時間を限定せずに制作依頼が可能です。自分でデザインだけ考えて、後はネット上でプリント加工方法等を選ぶだけで、簡単にオリジナルスウェットのオーダー完了です。
Webオーダーする際のポイント
Webオーダーする際には、前以て制作費用の見積もりを出してもらう事もできます。制作に採油したいパーカータイプ、プリント加工方法、制作枚数等を入力するだけで、大まかな価格を簡単に把握する事ができます。なので、スウェット一枚当たりの価格がどの程度か直ぐ分かるので、自分で安心してオーダーする事ができます。しかし、見積もり機能で換算した見積もり料金は大まかな価格になるので、実際にオーダーする際には再確認しましょう。
スウェット生地について
スウェット生地とは?
スウェット生地とは、吸湿性・伸縮性・吸汗性・防寒性に優れており、ゆったりとした素材が特徴になっています。高い吸湿性と吸汗性から、英語で汗の意味であるスウェットが生地名となって、日本ではスウェット生地の衣類をスウェットと呼んでいます。
スウェット生地の特徴には、表側と裏側があって二重構造の作りになっている事が挙げられます。生地が厚手の二重構造なので、高い防寒性をはじめスウェット本来の機能性である優れた吸湿性と吸汗性を実現しています。スウェット表面は、平編み(天竺編み)生地が採用され、裏面は、裏毛(裏パイル)と裏起毛の二種類の生地によって作られています。
天竺編みとは?
天竺素材の特徴
天竺素材は、別名メリヤス編みとも言われており、ニット生地の編み方の一種です。横へ伸縮する力が大きく、市販されているTシャツやセーター等の多くは天竺素材が使用されています。昔の日本では、インドを天竺と呼んでおり、インド製の木綿は天竺木綿と呼んでいたり、インドから輸入された生地を天竺と呼んでいたりした事から、この名称になったとも言われています。白色をした厚手の生地で、シーツ素材としても用いられています。
天竺素材の魅力
天竺素材は、先程もお伝えしたようにTシャツ等にも使用される機会が多く、素材の軽さや生地の薄さが特徴で、快適な肌触りで通気性に優れています。綿とポリエステルが混紡されている生地であれば、綿の吸湿性と乾きやすいポリエステルの特性の両方が活かされた生地にもなります。
裏パイル・裏起毛とは?
①裏パイルの特徴
裏パイルは起毛とも言われており、裏毛をパイル状に編み込んだもので、タオル生地のようになっています。この生地のループが高い保温性や保湿性に繋がっています。また、タオル生地と似ている事から、吸水性にも優れている所も魅力の一つです。
裏パイルの魅力
裏パイルは、生地のそれ程厚みもなく、吸水性に優れています。その為、スポーツに適しており、スポーツウェア等によく採用されています。また、同じ理由からパジャマとしてもよく採用されています。ゴワつきにくいので重ね着にもお勧めの素材です。
②裏起毛の特徴
裏パイルの編みを起こしたものが裏起毛です。編みを起こしている事で生地の厚みが増し、生地の中にさらに多くの空気が取り込まれて保温性が高くなります。また、裏パイルに比べて感触が柔らかくてフワッとした着心地も特徴です。生地厚なので表面の仕上がりがよりきれいで、スウェットにプリント加工がしやすいと言う点もメリットです。
裏起毛の魅力
裏起毛は、保湿性と保温性が高い事から、特に気温が低くなる時期の防寒対策にはピッタリな素材です。
スウェット生地のオンス(OZ)について
オンス(OZ)とは?
オンス(OZ)は、生地の重さや厚さを指す単位です。面積に対する生地重量を表しているのですが、1平方ヤード/約0.8平方メートルあたりの重さは、約28gです。本来オンスは、ヤード・ポンド法と言うアメリカを中心に使用されている質量単位となっています。Tシャツやデニムといった生地の厚み表記としても使用されています。なので、オンス確認する事でTシャツの厚さを判断する事ができます。オンスの数値が大きい程生地厚で、重量は重くなります。オンスの違いで生地の厚みにも違いが出るので、オンスはスウェットを選ぶ上でも重要なポイントです。
季節に合ったオンス(OZ)の目安とは?
オリジナルスウェット制作の際には、春、秋、少し肌寒い時期に着用するのであれば、9~10オンス(OZ)位のスウェットがお勧めです。また、寒さが増す冬場であれば、12オンス(OZ)以上のものを目安に選択するのがポイントでが、中には19オンス(OZ)のものもあます。このように、スウェットのオンス(OZ)選びにも色々と基準があるので、最適なオンス(OZ)を選んで着用するのがお勧めです。
オンス(OZ)と合わせてチェックしたいポイントとは?
スウェット生地に使用されている糸の太さ
オリジナルスウェット制作では、商品に記載されるオンス(OZ)はあくまでも1平方ヤード当たりの重さになります。なので、同じ重でも生地密度が違ってくれば、生地の厚みが変わる事もあります。例えば、細い糸で作られたスウェット生地の場合、密度が低いのでオンスの数値が高かったとしても薄手に感じます。逆に、空気を含んだ糸が使用された生地の場合、密度が高くなるのでオンスの数値が低くかったとしても厚手に感じます。
なので、同じ生地で比較する場合は、オンス確認すれば問題無いのですが、違う生地同士で比較する際には、糸の太さにも着目するのがポイントです。糸の太さには、番手と言われる値が使用されており、番手数字が大きくなる程細い糸になります。
代表的な糸の種類
代表的な糸の種類には、3つのタイプがあります。まず一つ目はカード糸です。カード糸は、ごく一般的なノーマルな綿糸になっています。短い未熟部分などを約5%程度取り除いており、コーマ糸と比較すると色艶やしなやかさに掛けますが、シャリ感や涼感の漂うラフな風合いになります。二つ目はセミコーマ糸です。セミコーマは、カード糸とコーマ糸の中間糸です。カード糸に比べて柔らかなスウェットに仕上がり、コーマ糸よりもラフ感があります。三つ目はコーマ糸です。コーマ糸は、コットンを紡ぐ最終工程で櫛がけを行った綿糸です。櫛がけを行う事によって、長い繊維だけが並行に揃えられた糸になり、糸の丈夫さが増して毛羽立ちする事を抑えた艶の良い生地になります。